日本カイロプラクティック徒手医学会 JSCC

2017年・第19回学術大会のお知らせ

第19回学術大会は、おかげさまで無事に開催することができました。

日本カイロプラクティック徒手医学会 第19回学術大会

テーマ 『骨・関節の動きを科学する』
2017年10月21日(土)・22日(日)
宝塚医療大学

一般(非会員)、学生(5,000円)、地域割引一般でのご参加の方は、下の参加申し込みフォームからお申し込みください。
※会員、学生会員の方には、全員に学術大会参加申込み用の振込用紙をお送りいたします。

※申し込み後すぐに自動返信メールが届きます。届かない場合は、事務局までその旨を明記し、お問い合わせください。e-mailアドレス:chiro@jsccnet.org

基調講演 10/22(日)

「骨・関節の動きを知る」
整形外科医 菅本 一臣

大阪大学大学院医学系研究科 運動器バイオマテリアル 教授

私たちが開発したコンピュータプログラムを用いて解析することで、皮膚の下にある生きた人間の骨関節の動きを立体的に観察できるようになりました。はじめてみる骨関節の動きは私たちがこれまで学んできたものとは大きく異なるものでした。 今回の講演では、人の関節の立体的な動きを様々な角度からご覧いただき、動きの美しさやスムーズさなどを体感していただきたいと思います。

<大会長コメント>
菅本先生は、皆様の中でお持ちの方もいらっしゃると思いますが、iPadの解剖アプリの先駆けであったteamLabBody 3D Motion Human Anatomyの開発者です。

teamLabBody 3D Motion Human Anatomyについての詳細はこちら(http://www.teamlabbody.com/3dnote-jp/index.html)

また医学教科書にない様々な骨関節の3次元的な動きを研究し、解明されております。例えば、頚椎の回旋・側屈時の関節面の動きを3D-MRIを用いて、3次元動態を研究されております。

菅本先生の研究室のHPはこちら(http://www.ort-biomaterial.med.osaka-u.ac.jp/index.html)

特別講演 10/21(土)

「基礎医学の知識をどのように運動療法に生かすか」
歯科医  永瀬 佳孝

宝塚医療大学 保健医療学部 教授

臨床は解剖学や生理学の知識が応用されたものであるが、その基になっている知識は見えにくいです。また、最近の教科書は試験の点数を取りやすいように工夫されていますが、知識がどのように応用されているかについては書かれていません。本講演では、解剖学や生理学の知識がどのように運動療法に使われているかについて、臨床へ応用できるように解説させていただきます。

<大会長コメント>
先生は解剖学と生理学の教育を担当されており、現場のセラピストが基礎医学に基づく治療法を理解していないことに気づき、解剖学や生理学に基づく検査法や治療法を指導されています。また永瀬先生は、学生たちが触診する姿を見て、「あんな力を入れた触り方では、ちゃんと分かる訳がない!」とよく話されています。このように、治療家のあるべき触診法を理解されている先生です。

ワークショップ

1.「顎口腔系の繋がり」
幸田歯科医院 幸田 秀樹

顎口腔系の構成要素である上顎骨は前頭骨を介して蝶形骨と繋がり頭蓋の前方を形成しています。1つの下顎骨は2つの側頭骨と関節し1つの後頭骨を介して蝶形骨と繋がり頭蓋の後方を担当しています。そして、環椎後頭関節として首と連結しています。今回、その様な観点から臨床例を交え私見を述べたいと思います。

2.「理学検査を用いたサブラクセーションの検出」
辻本カイロプラクティックオフィス 辻本 善光

カイロプラクティックの施術対象である「サブラクセーション」は、生体力学的障害や生理学的障害を引き起こします。理学検査を用いることで、まず症状を引き起こしている組織を判断し、その組織にストレスを与えているメカニズムを取り除くことができれば、一番効果的な施術が行えると考えられます。今回は、サブラクセーションを検出するにあたり、理学検査を用いた神経筋骨格系の客観的な検査法のご紹介をします。

3.「マイクロ牽引-臨床現場での応用-」
中川カイロプラクティックオフィス JSCC会長 中川 貴雄

学術大会の一般講演で6年間にわたり、1kgというごく小さな力を使ったマクロ牽引の効果を発表してきました。これらの実験研究によって、10kg牽引という強い牽引と比べ、マイクロ牽引はSLR角度などの関節可動域、脊柱の前屈、歩行動作などに大きな効果があり、安全な治療法であることが証明されています。今回は実際の臨床において、どのようにマイクロ牽引を応用すればよいかを実技を通して見ていただきたいと思います。

4.「椎間孔テクニック (IVF-T)3」
伊藤カイロプラクティック オフィス 伊藤 彰洋

今回で3回目のワークショップとなりました。初回は、脊柱連動運動coupled motionの回復を主軸とした手技アプローチ法(IVF-T)を紹介いたしました。2回目は症状の程度が強い場合や、リージョン部位が複数の場合のIVF-T手順を解説しました。いずれも神経根障害に限局したものでしたが、今回は応用編とし、脊髄性か神経根性かの鑑別を含めたリージョン部位の特定の仕方を考察してみたいと思います。

コントラインディケーション(禁忌症)

「腰部周辺のレッドフラッグ・イエローフラッグ」
よしおかカイロプラクティック研究所 吉岡 一貴

今回、当学会員でもある穴吹弘毅医師(穴吹整形外科クリニック、脊椎外科指導医)より、我々が遭遇する機会の少ない、しかしいつ遭遇するとも限らない腰部周辺のレッドフラッグなどについての貴重な情報提供を頂きました。講座では提供された画像所見などと共に、若干の補足を交えて皆様と情報の共有を図りたいと思います。

大会長あいさつ

宝塚医療大学 保健医療学部 講師  中川 達雄

本学会は、昨年度11月に任意団体から一般社団法人化しました。その一般社団法人としての記念すべき第1回目の学術大会であります。

会場の宝塚医療大学は、私(中川達雄:大会長)と中川貴雄会長の所属大学であります。宝塚の閑静な住宅街の中にある、理学療法学科、柔道整復学科、鍼灸学科の3学科を有する医療大学です。最寄り駅は、「川西能勢口駅(阪急)」もしくは「川西池田駅(JR)」からバスでお越しください。

    宝塚医療大学へのアクセスについてはこちら(http://www.tumh.ac.jp/access/)

今回の学術大会のテーマは、我々カイロプラクティック治療を行う上でとても重要である骨・関節の動きに焦点を当て、「骨・関節の動きを科学する」とさせていただきました。
お招きする先生方や一般講演者は、このテーマに無二の先生方であります。学術大会では最新の情報について著名な先生方から聞くことができ、また直接お話することもできる貴重な機会です。

また徒手療法に興味があり、学会員ではないけれども学術大会に参加してみたい、どんな講演なのか一度見てみたいという方のために、今回の学術大会では、近隣の近畿2府4県にお住まいの一般(非会員)の方々や学生(非会員)の方々が、参加しやすい大会参加費にしました。この機会にぜひ、日本カイロプラクティック徒手医学会の学術大会にご参加下さい。

    一般(非会員)、学生(非会員)の申し込みは本ページ下部

最後になりましたが、カイロプラクティックの素晴らしさや徒手療法の効果を皆様に楽しく共有して頂くために、実行委員一同、趣向を凝らしてお待ちしております。是非、宝塚まで足をお運び下さるようお願い申し上げます。

参加申し込み

●学会員
<参加費>
・ 会員:19,000円
・ 学生会員:5,000円
(懇親会および2日目の昼食含む)

<学会員の参加申し込み方法>
会員、学生会員の方には、全員に学術大会参加申込み用の振込用紙をお送りいたしますので、
学会員の方は、振込用紙によるお振込で、参加申込みをして下さい。

●非会員
<参加費>
・一般(非会員):33,000円
・一般(非会員 近隣地域割引):19,000円 (大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山にお住まいの方)
(懇親会および2日目の昼食含む)
・学生(非会員):5000円(当日、学生証持参)
( 2日目の昼食含む)→ 懇親会費は学生(非会員)は別途2000円

<非会員の参加申し込み方法>
①下記申し込みフォームに入力
②お申込完了後、すぐに自動返信メールでお振込口座をお知らせいたします。
③メール受信後【2週間以内】にお振込ください。
④ご入金されましたら、大会当日に受付でご芳名を確認の上、お名前の入った参加証をお渡し致します。

※お振込手数料はご負担いただきますようお願い申し上げます。
※お振込の際の金融機関の受領票をもって領収書にかえさせていただきます。

※申し込み後すぐに自動返信メールが届きます。届かない場合は、事務局までその旨を明記し、お問い合わせください。e-mailアドレス:chiro@jsccnet.org

第19回学術大会は、おかげさまで無事に開催することができました。

学術大会日時・会場アクセス

10/21(土)13:00-18:10 (受付開始 12:30)
      18:20-20:00 (懇親会) 懇親会会場 大学内食堂

10/22(日)9:30-16:20 (受付開始 9:00)

会場: 宝塚医療大学
住所: 〒666-0162兵庫県宝塚市花屋敷緑ガ丘1
電話: 072-736-8600

電車・バスでお越しの方へ
【阪急 川西能勢口駅】もしくは【JR 川西池田駅】
から阪急バス「湯山台行(循環)」乗車約12分
「南野坂2丁目」 停留所すぐ
・ 詳細な交通アクセス情報はこちら(http://www.tumh.ac.jp/access/)
※スクールバスは休日運休のため、ご利用できません

●学術大会ポスター(PDF)のダウンロードはこちら
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