日本カイロプラクティック徒手医学会 JSCC

学術大会

第20回学術大会

開催日:
2018年10月06日(土)07日(日)
会 場:
きゅりあん 6F(品川区立総合区民会館:大井町駅前) ACCESS
テーマ:
脊柱… カイロプラクティックの再考
基調講演
『脊柱マジック
-脊柱治療・・その奥深さ-』
中川 貴雄先生
(宝塚医療大学保健医療学部 教授)
特別講演
『脊柱を用いた進化の発明品
:カメにおける甲の獲得と人体』
倉谷 滋先生
(国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)形態進化研究チーム・チームリーダー)
教養講座
『禁忌症と治療家の役割と社会的コンセンサスについて』
櫻井 京先生
(セラピーウェイ代表/D.C.)
ワークショップ1
『BASEとセロトニン』
中原 裕幸先生
(新札幌カイロプラクティックセンター副院長/D.C.)
ワークショップ2
『アトラス・オーソゴナル』
井上裕之先生
(上部頚椎研究室/アトラスオーソゴナル・ジャパン(AOJ)代表/D.C.)
ワークショップ3
『椎骨サブラクセーションとその影響』
小倉毅先生
(日本カイロプラクティックドクター専門学院/Hands on グループ 代表/医学博士/D.C.)
ワークショップ4
『妊娠前・中、産後のカイロプラクティックトリートメントの考察』
佐藤智子先生
(さとうカイロプラクティックオフィス祖師谷院長/D.C.)

実行委員長あいさつ
日本カイロプラクティック徒手医学会
第20回学術大会
実行委員長 木村功

日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)、第20回の節目となる学術大会を、10月6日(土)・7日(日)の両日、これまで最も多く学術大会会場として利用してまいりました、東京・大井町駅前の「きゅりあん(品川区立総合区民会館)」の6階フロアで開催させていただくことになりました。今回の学術大会は執行部主催での開催という、これまでにない形での開催となり、したがって中川貴雄会長が大会長を務めさせていただくこととなります。

これまで以上に臨床に即した内容を多数準備しておりますので、ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

テーマは「脊柱・・・カイロプラクティックの再考」です。カイロプラクティックの基本である脊柱に立ち返って、本来のカイロプラクティックを見直すという意が込められておりますが、同時に新世紀にふさわしいカイロプラクティックの構築を目指すということも忘れてはならないと思います。

そこで基調講演といたしましては、中川貴雄会長に長年の臨床経験を元に脊柱の治療について講義していただくことにいたしました。

また特別講演として、理化学研究所生命機能科学研究センター・形態進化研究チームのリーダー、倉谷滋(くらたに・しげる)先生に、脊柱に関して進化形態学の立場からお話しいただくこととなりました。脊椎動物において特異な脊柱を持つ二つの生物である動かない脊柱であるカメと垂直に直立した脊柱を持つ人間との比較における脊柱の進化について講義していただきます。倉谷先生は「ゴジラ幻論」などの著書にも見られるように、実際に存在しない生物であっても形態進化学的見地でその進化の過程を探求できる方ですので、会員の皆様にも深い洞察の機会を与えていただけることと確信しております。

さらに4人のDCによる臨床に即したワークショップ(WS)にも、ぜひ注目していただきたいと思います。多様な臨床の疑問に少しでも応えられるように企画いたしました。臨床の疑問を直接ぶつけ、議論できる絶好の機会ですので、構成上4つすべてにフルに参加することはできませんが、ぜひ興味のあるWSにご参加いただきたいと思います。

そして従来の、禁忌症についてのコントラインディケーション講座ではなく、教養講座としてカイロジャーナル編集長で、厚労省との意見交換会にも参加している櫻井京DCに、禁忌症という言葉にとらわれず臨床家の対応と今後の業界の在り方や進むべき方向性を話していただきます。
一般講演6題は、臨床の洞察と示唆に富み、会員の皆様方がワンステップ上がるきっかけとなると信じています。

クリニカル・ポスターセッションとして斯界の臨床家4名による即戦力となる臨床的な発表をしていただきますので、こちらもぜひ、臨床に役立てていただきたいと思います。

第20回学術大会を機に、カイロプラクティックの原点に立ち返り、臨床に即した学術というものを会員の皆様方と模索していきたい、それが本大会の趣旨であります。

会員ならびに学会関係の皆様のご協力を賜りながら、実りある学術大会にしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

皆様のお越しを実行委員一同、心よりお待ち申し上げております。

案内ページ
https://jsccnet.org/jscc20.html