日本カイロプラクティック徒手医学会 JSCC

学術大会

第4回学術大会

開催日:
2002年09月22日(日)23日(月)
会 場:
品川区立総合区民会館(きゅりあん)
テーマ:
「トータル・ヘルスケアとしてのカイロプラクティック」
特別講演
生体の治癒反応を知れば病気は治せる?白血球の自律神経支配?
新潟大学大学院免疫学・医動物学分野教授 安保 徹
ワークショップ
近年のカイロプラクティック研究の成果
スズキ・カイロプラクティック 鈴木喜博
ワークショップ
腰痛とカイロプラクティック矯正について
シオカワ・カイロプラクティック・オフィス 塩川満章
ワークショップ
臨床における神経検査の活用(Part2)
スズキ・カイロプラクティック  伊藤彰洋
シンポジウム(パネルディスカッション)
トータル・ヘルスケアとしてのカイロプラクティック

特別講演(1題)【一般公開】(無料)
23日(月・祝)13:00~14:30 
◇生体の治癒反応を知れば病気は治せる?白血球の自律神経支配?
◇新潟大学大学院免疫学・医動物学分野教授 安保 徹
yasuho
私達は病気になれば不快な症状を出す。発熱、発赤、発疹、下痢、鼻水、咳などである。これらの症状はストレス(交感神経緊張)から逃れるための治癒反射(副交感神経反応)である。副交感神経は、循環系、免疫系、消化管の働き、分泌現象と連動してこれらの働きを高めている。薬物によってこのような治癒反応を止める現代医学を正す時期に来ているのではないか。本講演では、このような生体反応を知る基礎として「白血球の自律神経支配」をお話しする。

ワークショップ(3題)
22日(日)12:30~14:00
◇近年のカイロプラクティック研究の成果
◇スズキ・カイロプラクティック 鈴木喜博
suzuki
近年、カイロプラクティック療法の有効性を証明するための研究が数多く発表されている。アメリカやオーストラリアで出版されている学術雑誌から本大会のテーマ「トータル・ヘルスケアとしてのカイロプラクティック」にふさわしい消化器系や脳神経系、内分泌系などの研究や論文を紹介したい。

22日(日)14:10~15:40
◇腰痛とカイロプラクティック矯正について
◇シオカワ・カイロプラクティック・オフィス 塩川満章
shiokawa
骨盤においては、仙腸関節と腰仙関節の関係がとても大切である。腸骨がずれると仙骨はどのように補正作用が働くのか?股関節の位置は?腰椎の彎曲は?
次に、症状であるが、これは腰椎メジャーか、腸骨メジャーかの判断が要求される。また椎間板ヘルニアの有無、筋膜腰筋の硬直などの有無などを調べ、一つの椎骨を矯正するのも慎重にしなければならない。今回は多くの患者が抱えている腰痛症を、カイロプラクティックの矯正でどのように対処していくかを講演したいと思う。 

23日(月・祝) 9:00~10:30
◇臨床における神経検査の活用(Part2)
◇京スズキ・カイロプラクティック 伊藤彰洋
ito
神経検査の目的は、大きく2つある。全身に張り巡らされている神経システムのどこに異常があり、症状を出しているのかを突き止める「リージョン部位の特定」と、術後にどう変化したかをみる「治療の評価」である。前回の学術大会の講演内容を発展させ、臨床の場で活用できる具体的な神経検査とその解釈を紹介する。

シンポジウム(パネルディスカッション)【一般公開】(無料)
23日(日) 14:40~16:10
◇トータル・ヘルスケアとしてのカイロプラクティック
21世紀の人々は健康の回復、維持、予防の分野で薬害のないカイロプラクティックに大きな期待を寄せています。今回は「トータル・ヘルスケアとしてのカイロプラクティック」を考えます。
遠藤光政D.C. 大谷素明D.C. 辻 光次朗 医博 松本徳太郎D.C.(五十音順)

大会長挨拶
光良院カイロプラクティック治療室 遠藤光政
今年も皆様のお陰をもちまして第4回の学術大会が無事開催される運びとなりました。カイロプラクティックは他に例を見ない速さで世界に広がっている自然医学です。21世紀の人々は健康の回復、維持、予防の分野で薬害のないカイロプラクティックに大きな期待を寄せています。その期待に応えるためにも日頃の地道な研鑽を結集させ、最新の情報を学ぶ学術大会は重要です。皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。